WEAZER Medical

WEAZER MEDICALの始動。

 西伊豆の山あいに、静かな土地がある。海に近く、空気が澄んでいて、夜になれば星がよく見える。 だが、この地域に限らず、日本の地方の多くで、いま静かに進行していることがある——それは医師の不足である。都市と地方の医師格差は最大2倍近く。高齢化と人口減少が進む地域ほど、医療インフラの老朽化と人材不足が重なる。
 また、地球上には、清潔な水も、安定した電気もない場所で医療を受けるしかない人々が、数十億人規模で存在する。照明がなければ、手術はできない。冷蔵庫がなければ、ワクチンは届かない。医療の質以前に、医療が「成立しない」環境がある。


インフラをゼロから持ち込む、医療のかたち

 太陽光から電気をつくり、雨水から飲み水をつくる。既存の電力網にも、水道管にも依存しない。完全オフグリッドのその技術は、電気も水道も届かない絶景の地に、快適な居住空間を生み出してきた。では、その技術で「医療施設」をつくることができないか——。そのような問いから「医療用WEAZER」のプロジェクトがスタートした。


 2026年4月、株式会社ARTHはオフグリッド技術と最新のDX医療を融合させた新会社「株式会社WEAZER MEDICAL」を設立した。コンセプトは明快だ。「電気も水道もない場所に、医療を届ける」。WEAZERが自然エネルギーでインフラを自給するから、場所を選ばない。AIや遠隔診断技術を活用したDX医療を組み合わせることで、医師がその場にいなくても診断や予防ケアが受けられる。


電力が不安定でワクチンが保存できなかった診療所に、WEAZERが電気をもたらす。 清潔な水がなく感染リスクの高かった医療施設に、WEAZERが水をもたらす。 医師のいない村に、WEAZERがDX医療をもたらす。生活インフラとしての「WEAZER」が、社会インフラとしての「WEAZER MEDICAL」へと進化する。


第一歩は、西伊豆から。

 最初のプロジェクトはすでに動いている。WEAZERがこれまでオフグリッドホテルを展開してきた西伊豆に、事業用地を取得済み。歯科医療機器の老舗メーカーである株式会社ヨシダ(創業120年)をパートナーに迎え、2027年春の開業に向けて建設が進む。

施設は二棟で構成される。
メディカル棟は、最先端のDX医療機器とAI医療サービスを完備した本格的な診療空間だ。同時に、国内外の医療関係者や自治体に向けた「次世代医療インフラのショールーム」としての役割も担う。ここで実証された技術とモデルが、日本各地の過疎地へ、そして世界へと広がっていく。


宿泊棟は、滞在しながら自分の身体と向き合う場所だ。専門知識がなくても、セルフヘルスチェックを通じて体の状態を「体験しながら理解できる」。得られた気づきは、オンライン医療相談へと自然につながっていく。自然豊かな西伊豆の環境の中で、食事、休息、健康チェックが融合した新しいヘルスツーリズムの体験が生まれる。


そして、この施設はもうひとつの顔を持つ——災害時の避難施設だ。
停電が起きても、断水が起きても、WEAZERは動き続ける。地域のインフラが止まったとき、この場所が地域住民を受け入れる。


医療を、インフラの問題から解き放つ

「どこにいても、必要な医療が受けられる世界」。

WEAZERが描くのは、医療をインフラの有無から解放することだ。電気があるから医療が受けられる、水道があるから清潔な治療ができる——

そんな前提条件を、技術の力でひとつずつ取り除いていく。西伊豆から始まったその一歩は、次の地域へ、次の国へと続いていく。


株式会社WEAZER MEDICALは、医療系企業・医療関係者

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